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今月は12月21日に行なわれた『平成16年・長田寮生と春日井生の熱血球技大会 必要なのは愛ですか?勇気ですか?(タイトル名)』からお伝えします。
この日はとてもよいお天気で12月というのに暖かく、スポーツには絶好のコンディションでした。
大会は6つの冬合宿チーム(長田寮生、春日井生が一緒になったチーム)に分かれての戦いで、種目は先ず始めに50m走。次にドッチボール、そしてサッカー、そして最後は本日のメイン
イベント! 長田寮生VS春日井生でのスーパードッチボールという内容です。 
 朝8:00 長田寮に集結した子ども達はバスに乗り込み、会場であるグランド(以前にもお伝えしましたがドロンコだらけになってサッカーをした会場です)にむかいました。
現地到着後、春日井生のA君が代表して開会宣言です。
「宣誓!私たちは、この澄みきった青空のもとベストを尽くし正々堂々と戦うことを誓います!
平成16年12月21日 A!」とても大きな声で立派な宣誓でした。おかげで皆気合が入り、長田寮生、春日井生共に親睦を兼ねた熱血球技大会が始まったのです。
先ずは、50mの.タイムアタック。1チーム7〜8人でタイムの平均値をわりだし順位を決めます。
その結果は1位 B君チーム。 2位 引C君チーム。 3位 D君チーム。 4位 E君チーム。
5位 F君チーム。 6位G君チーム。    
個人別では、1位 H君(7秒07)2位 I君(7秒18)3位 J君(7秒19)でした。この結果によって1位のチームには6点が加算され、順位を下げるごとに1点づつ減ります。従って2位のBチームは5点、3位のDチームは4点、・・・・
6位のFチームは1点が加算される、ということになります。
さて、次の種目はチーム対抗スーパードッチボール(コートの自分側3面全てに敵陣の外野がいる)です。これも熾烈な戦いでしたが、1位 Fチーム。2位 Dチーム。3位 同率でE,B,Cチーム。そして今回も残念ながら6位は
Gチームでした。
休憩の後、次の種目はサッカーです。この競技の順位は上記同様に加算されますが、ゴールした
本数も加算されるため、連敗続きのGチームにも一発逆転のチャンスがあります。
その後も全員がベストを尽くし、一丸となってチームの勝利を目指し頑張りました。
サッカーで勝ったチームはDチームと、遂にやりました!連敗続きのGチームです。
しかし、Gチーム、後半に大健闘したのですが時既に遅く・・結果は次のようになりました。

                         《 結果発表 》
優勝:Dチーム
2位:Cチーム
3位:FチームとBチーム
5位:Eチーム
6位:Gチーム

結果発表の後は、前半のメインイベント"長田寮生VS春日井生のスーパードッチボール"です。
この試合は両者負けず劣らずの真剣勝負で、試合中、みんな静まりかえるほどの緊張感が漂い
お互いに一歩も譲らない好ゲームとなりました。
結果は・・・接戦の末"長田寮"の勝となりましたが、みんな一人一人がA君の宣誓通り
ベストを尽くし熱血球技大会を盛り上げ、一生懸命、頑張ってくれました。
大会中リーダーはみんなを引っぱっていこうと努力しました。アドバイザーとしての仕事組も的確
なアドバイスをリーダーにしていましたし、なによりも寮生全員がリーダーを盛り上げようと応援
しました。
春日井生は、夏合宿時の様子と比べると、打って変わって動きもよくなっており、
その言動にも成長を感じました。また、春日井に入寮して間もないH君やI君も仲間とともに
一緒になって戦い、そしておおいに活躍していました。
こうして・・・みんなが心をひとつにできた球技大会は無事終了したのです。

それでは次に午後の部のイベント手巻寿司大会についてお伝えします。
恒例となりました長田寮、手巻寿司大会の特徴ですが、はじめての方のために少々説明させて
いただきます。
長田寮伝統の手巻寿司大会は普通のネタに加えて、子ども達からアンケートを取りその中から具を
選びネタにします。いろんなアイデアが今回もたくさんありましたが、どれも想像を絶する巻きたくないものばかりです。ピーナッツクリーム・もずく・アロエ・生クリーム・・・etc。
検討の末、次のネタが決りましたが、実は今日の球技大会の順位によって変わりネタの個数が増える・・・というオマケ付き"恐怖の手巻寿司大会"なのです。


※一人分は、全ての種類で2本づつです。
1位・・・(特上寿司)
     マグロ・イクラ・ウニ・イカ・ツナマヨ・カニマヨ・キュウリ<カイワレ・ハムのトッピング付き>
2位・・・(上寿司)
     マグロ<4本>・イカ・エビ・ツナマヨ・カニマヨ・キュウリ・納豆<カイワレのトッピング付き>
3位・・・(並寿司)
マグロ<4本>・イカ・ツナマヨ・カニマヨ・ソーセージ・キュウリ<4本>
4位・・・(お好み寿司:レベル1)
     カニマヨ・ツナマヨ・ソーセージ・納豆・にんじん・いなご・プリン・ジャム
5位・・・(お好み寿司:レベル2)
     カニマヨ・ソーセージ・にんじん・いなご・プリン・ジャム・みかん・小枝チョコ
6位・・・(おまかせ寿司)
     カニマヨ・にんじん・いなご・プリン・ジャム・みかん・小枝チョコ・くさや

6つのチームは順位別にテーブルが分かれ(3位は2チームありましたので、テーブルをつけて
仲良くネタを分ち合いました)さァ、手巻寿司大会のはじまり・・・はじまり・・・
6位のGチームのテーブルには不思議なものがたくさん並んでいます。そして、このときに
"くさや"を袋から取り出しましたのが・・・運の尽き・・・封を開けた者が悲鳴に近い叫び声
をあげ周りの者がいっせいに鼻と口を手でふさぎました。かなりくさいのです。そして、鼻を押さ
えながらグリルに入れて焼きましたが・・・焼き始めると同時にもっと臭くなるではないですか!
換気扇をフル回転させても無意味です。悪臭は遂に部屋じゅうを漂い、子どもたち全員が強烈な
臭いに悲鳴をあげたのです。この時、ある子が言いました。「"くさや"って焼く時は臭いけど、
食べたら結構おいしいらしいよ!」と言うのです。皆、信じました。そして箸をつけてほどなく
この話はウソだ!とわかりました。口に入れた瞬間、あまりの臭さに震えがきて体温が急上昇
強い吐き気を感じました。残してはいけないため全て飲み込んだのですが一日中臭いが抜けません。
お酒のつまみで"通"好みの味・・と聞いたことがあるのですが、私たちの中ではとんでもない
代物でした。また、"いなご"もかなりエグイ、ネタでしたし、プリンに醤油をつけると"ウニ"の味になる・・と言われていますがビミョウです。みかんにチョコレート、にんじんにイチゴジャム・・・どれもどう表現したらよいのかわからない不思議な味がしたのはたしかです。
「くさやを食べてとても臭かったけれど、いい経験になりました。」(J君)
「くさやの臭さを体験できて楽しかったです。」(K君)
「なんだ!これは・・・という手巻寿司の数々を食べ、イチゴジャムを巻いて食べた時には正直
 危険だと思いました。(笑い)」(L君)

こうして、『熱血球技大会・必要なのは愛ですか?勇気ですか?』は悲鳴と爆笑の渦のなか、大いに盛り上がり、そして終了しました。

 次に12月24日にありましたクリスマス会についてお伝えします。
この度はご父兄の皆様からたくさんの差し入れを頂戴しましたこと・・この場をおかりしまして
心より感謝申しあげます。ありがとうございました。子ども達も大喜びでいろんな種類のピザや
おにぎり、そしてケンタッキーフライドチキンや豪華なオードブル。そして、たくさんのお菓子やケーキにジュース・・・と頂戴し、どの子も満面の笑みのなかクリスマス会は始まりました。
ここで、この日のメインイベント・・・一発芸からお伝えします。
審査員は9人(ОBも4人来てくれて指導員と共に審査員となりました)持ち点はそれぞれ5点で
その合計点で順位を決めます。この順位が寮生にとっては年末大掃除の場所決めになることから
みんな必死です。手品あり、ものまねありでスゴイものから、くだらないものまでピンキリでしたが、一人一人の個性が発揮されて、とても楽しいひと時でした。得点は次の通りです。

《 結果発表 》
1位 a君(42点、ショートコント)  2位 b君(41点、fさんたちが作ったまずいジュースを飲みほした) 
3位 c君(40点、バット割り)  4位 d君・e君(37点、)2人でショートコント)  6位 fさん・gさん(34点、審査員から
一品づつ出された食材をミキサーにかけ二人羽折りで飲む)  8位 h君(33点、御地蔵さまのかぶりものをして
松浦あやの曲を踊る)  9位 i君(31点、マヨネーズ技)  10位 j君(29点、みんなから差し出された物で御手玉。ちなみにサランラップの箱・業務用マヨネーズ・みかんでした)  11位 k君(25点、生卵を殻のまま3個食べる)  12位 lさん(23点、指立て伏せ)  13位 m君 (21点、ダンスもどき)  14位 o君・p君 (20点、o君がp君を肩車してハーフスクワット)  16位 q君(19点、ショートコント)   17位 r君(17点、みかんの皮でミックスジュースを作って飲む)  18位 s君(15点、片手腕立伏せ)   19位 t君(14点、指立て伏せ)   20位 u君(13点、ショートコント)  21位 落合君・大串君(9点、安ショートコント)以上でした。
1位のa君ですが入寮してまだ2ヶ月しか経っていません。それだけにとてもおとなしく、かたいイメージがあったのですが、始まるや否や、みんなが出番を渋るなか垂直に手をあげて立候補し、
コントが始まったわけですが・・・これがまたおもしろいこと、おもしろいこと・・・・意外性も手伝ってみんな腹をかかえて大笑い。会場は笑いの渦と化しました。もちろん最高得点の1位です。
今回の一発芸で、a君はみんなからの大きな拍手と声援に、自信と度胸がついたことと思います。
こうして楽しいひとときが過ぎ、いよいよ、ご父兄の皆様にお願いしました"手作りクリスマス
プレゼント"を子ども達に渡す時がやってきました。一人一人に愛情のこもったプレゼントを渡しました。どの子も大事そうにラッピングをはずしていました。手作りマフラーや帽子、手袋を
さっそくしている子、手作りセーターに手を通して感触をあじわっている子、手作りの小物をニコニコしながらじっと見つめている子・・・みな、とても嬉しそうでした。
12月24日のこの日、ご父兄のみなさまのお力添えとご協力により、子ども達にとってすばらしいクリスマスとなりました。身も心も大いに満たされ、明るく爽やかなエネルギーを充電することができ、明日からの活力となりました。

・・・子ども達と共に心から御礼申し上げます。ありがとうございました・・・

塾教育学院 日下部愛子

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