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今月は12月7日に行われた、平成17年長田寮と春日井生の熱血球技大会からお伝えします。
この日は来るべく平成18年1月の冬期スノボー合宿にむけて、7つのチームに分かれたメンバーの団結力を高めることと、長田寮生・春日井生との親睦を図ることを目的とした親善試合でもありました。
同時にこの日は全国各地から子どもたちのご父兄が集まり、日ごろの練習成果を見ていただくという日で、
ご父兄様には12月という年の瀬も押し迫ったお忙しい中にもかかわらず、遠方からお集まりいただき、また、
寒風吹きすさぶ中、閉会式までご観戦いただきましたこと・・申し訳ないやら、ありがたいやらで、長田をはじめスタッフ一同恐縮いたしました。 心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
子どもたちもこの日はとても嬉しそうで、はりきっていましたし、みんないろんな面で球技大会を楽しむことができたと思います。
当日は、野球・バレー・ドッジボール・サッカーの種目を全員参加(野球は長田寮・春日井生 それぞれの1軍・2軍同士)の総当たり戦でした。
そして勝つごとに1位は6点・2位は5点・ 3位は4点・・・7位は0点というように得点を加算して順位を競うというものですが、ただ、 単に戦うだけではなく、途中、1位2位3位のチーム全員 VS 5位6位7位のチーム全員でのスーパードッジボールなどもあって、春日井生・長田寮生の混合チームでの和気あいあいとした対戦もありました。
また、野球でグランドに入るとき一列に並んで「お願いします」と、出るときの「ありがとうございました」のあいさつや、各種競技の開始・終了時、選手同士の挨拶や握手・・・そして主審、副審への「ありがとうございました」の礼儀も大切にしました。
これらの企画は球技大会実行委員(長田寮:A君・B君・C君・D君。春日井:E君・F君・G君)がいかに両者の親睦を深め、チームワークを大切にし、盛り上げ、得点配分も得意・不得意がチームごとにある中、平等に加減するか・・・そして、名古屋と春日井で離れた実行委員会の連携をどうとっていくか・・・
それぞれに問題は山積だったようですが、みんな力を合わせ企画してくれました。
長田寮生が直接春日井まで出向き話し合ったり、何度もファックス交信をしてようやく開催に こぎつけ、仕上がった資料はなんと最終的に約40ページにのぼり、いかに実行委員が一生懸命に、そして入念に準備していたかがわかります。
そして当日、長田寮生のB君、春日井生のHさんの選手宣誓のあと、球技大会が始まりました。
出場している子も総立ちで応援です。ミスをしても「ドンマイ!ドンマイ!」思いやる気持ちも忘れません。
みなチームのため、仲間のために頑張ったのです。

《 大会結果 》
 1位 モゲランチーム 25点   2位 キンニク肉キャッスルチーム 21点  3位 岩下皓太郎チーム 18点
 4位 牛丼おかわりもうAGAIN  13点   5位 でらフェミニン 7点   6位 加TWO―N  7点             7位 山・森・盛チーム  5点

ご覧の通り上位には春日井チームが並びました。この傾向はいままでに無く、いつもは長田寮 チームが連勝していただけに、最近の春日井生の運動レベルの向上を感じました。
しかし、長田寮生もほぼ全員が名古屋シティーマラソンで10キロ1時間をきるメンバーが揃っているだけに、長田寮生・春日井生共に運動レベルの高さを実感することができた1日でもありました。
こうして、実行委員の努力といくつかの失敗をもとに、平成17年、熱血球技大会前半の部は 無事に終了したのです。
 それでは次に、球技大会終了後の食事会についてもお知らせしましょう。
恒例となりました"食事会"ですが、はじめての方のために少々説明させていただきます。
長田寮伝統の食事会ですが、子どもたちが企画するのはもちろんですが、普通の食事会ではありません。
たとえば・・・平成16年は手巻き寿司大会をしましたが、順位によって変わりネタの個数が増えていくのです。
1位  特上寿司     マグロ・ウニ・イクラ・エビ・・・
2位  上寿司      マグロ・ウニ・イカ・エビ・・・・
3位  並寿司      マグロ・イカ・ツナマヨ・カニマヨ・・
4位  お好み:レベル1 カニマヨ・ツナマヨ・ソーセージ・納豆・にんじん・イナゴ・ プリン・ジャム
5位  お好み:レベル2 カニマヨ・ソーセージ・にんじん・イナゴ・プリン・ジャム ・みかん・小枝チョコ
 6位  おまかせ寿司   カニマヨ・にんじん・イナゴ・プリン・ジャム・みかん・ 小枝チョコ・くさや
ネタの種類は子どもたちからのアンケートで決めたのですが、必ず手巻きにして食べるという 条件があります。
なんといっても究極の食材は"くさや"です。
当時、くさやの封を開けた瞬間に悲鳴に近い叫び声がして、まわりの者がいっせいに鼻と口を手でふさぎました。
かなりくさいのです。
そして、鼻を押さえながらグリルにいれて焼きましたが、焼き始めると同時にもっと臭くなるのです。
換気扇をフル回転しても無意味。悪臭は部屋中を漂い、私たちは全員が強烈な臭いに悲鳴をあげたのでした。
くさやとは東京、大島の特産品です。はるか昔の江戸時代に大島で獲れた魚類を 江戸幕府が根こそぎ没収してしまい島民が食糧難に陥ってしまったあるとき、魚を発酵させ食品化する"くさや"を思いつきました。
生きのよい魚を求めに来たお役人もさすがに「腐っている・・」といわれては回収しません。
島民はこのくさやによって危機を免れたのです・・・・
がしかし、 大島の島民を救い、酒のつまみで"通"好みの味・・といえども、やはり今から思い出しても 強烈に臭かったですし、子どもたちにとっても貴重な?良い体験となりました。
プリンもしょうゆにつけると"ウニ"の味になる・・・といいますが、ビミョウー・・・
イナゴもかなりエグイ・・・ネタでした。
こうして、平成16年の食事会は悲鳴と爆笑の渦のなか、おおいに盛り上がり、そして、終了しましたが、
平成17年の食事会は・・・やはり・・・今回も普通ではありませんでした。

1位 ポークカレー(大盛)辛さ普通   ミスタードーナッツ(各種)20個   ジュース(各種)おかわり自由
2位 ポークカレー(大盛)辛さ普通   ミスタードーナッツ(各種) 7個   ジュース(各種)おかわり自由
3位 ポークカレー(大盛)辛さ普通   60円のパン         7個   ジュース(各種)おかわり自由
4位 ポークカレー(大盛)辛さ普通  
5位 野菜カレー 辛さレベル3     トッピング:青汁粉末を1本
6位 飴と鞭カレー 辛さレベル5    トッピング:ブルーベリージャム1カップ + レモン1個分の絞り汁
7位 コーヒーカレーライス 辛さレベル7  トッピング:さばの味噌煮 + インスタントコーヒーの粉末
ご覧の通り3位までは至福のひと時ですが、5位からのチームは辛さと、もはやカレーとはいえない代物との戦いです。
ある子は辛さをまぎらわすためにご飯を沢山入れましたが、それは辛い部分が増幅しただけで効果はありませんでした。
また、ある子は鼻で息をせず口でしましたが、 これもだめ・・・結局、最初から最後まで辛さは続きました。
私も試食しましたが、どう表現したらよいのかわからない不思議な味と強烈な辛さがあり、良く言えば、この時期にしては体が かなり熱くなり、暖房もいりません。とてもエコな食事会でした。
今年も大爆笑のなか平成17年熱血球技大会:食事会が終了しました。
今回、球技大会終了後、何人かのご父兄様から、「昔引きこもっていた頃のわが子とは別人のようです。」とか
「わが子の大きな声、はしゃぐ姿、たくましく機敏な動き、笑顔を何年かぶりに見ました。」
などの嬉しい声を聞くことができ、私たち指導員も嬉しく思いました。
そして、こういった機会を今後も沢山企画していこう・・・と改めて思った次第です。
球技大会実行委員もこの大会のために一生懸命頑張ってくれました。
ひとつの成功も100の 失敗から・・・といいます。今回いろいろあったものの成功しましたが大変であった分、子どもたちにとっても中身の濃い一日であったと思います。
こうして、みんなの心がひとつになった球技大会は全工程を無事終了したのでした。

  それでは、次に12月23日にありましたクリスマス会についてお伝えします。
この度は、ご父兄の皆様から沢山の差し入れを頂戴しましたこと・・・この場をおかりしまして心より感謝し御礼申し上げます。
子どもたちも大喜びでいろんな種類のピザやおにぎり、そしてケンタッキーフライドチキンや豪華なフルーツの盛り合わせ。そして沢山のお菓子やケーキに ジュース・・・どの子も満面の笑みのなかクリスマス会は始まりました。
全員でメリークリスマス!の掛け声とともに、私たちは沢山のご馳走をいただき、開始して間もなく、ご父兄のみなさまにかねてからお願いしていた手作りのクリスマスプレゼントをひとり ひとりに手渡しました。
このプレゼントは当日まで子どもたちにはナイショです。 子どもたちが出かけているスキをみて本社に送られた愛情いっぱいのプレゼントを支社に移しましたが、何年か寮にいる子にとっては心の準備はあるものの、事情を知らない子どもたちはビックリです。
みんな家族からのプレゼントに大よろこび!温かそうなセーターやマフラーに帽子、 手作りペンダントやかわいいぬいぐるみ。使いやすそうなバッグや小物入れ・・・クッションや 真心こめたメッセージ入りの壁掛け・・・
みんな、とても嬉しそうでした。
宴もたけなわ・・それでは恒例となりましたメインイベント!一発芸大会の様子をお伝えします。
審査員はOBも含めて7人です。持点はそれぞれ5点で、その合計点で順位を決めます。
人前でおしゃべりしたり、演技をするなど全くやったことが無い恥ずかしがりやさんが多い中、この順位が寮生にとって年末大掃除の場所決めになることから、はずかしいなどと言ってはいられません。
みんな必死なのです。
しかし、この必死さがその子の持つ可能性の芽を伸ばしたり、 本人さえ知らなかった一面を現すのです。
ほとんど話さなかった子が、とても面白いショートコントをしゃべり続けたり、とても消極的な子が踊って見せたり・・・ 今年も手品あり、ものまねありですごいものから、そうでもないものまでピンキリでしたが、 ひとりひとりの個性や意外性が発揮されて、とても楽しいひと時となりました。

《 一発芸ネタ 》出演順 a君 手品。 b君 上裸踊り。 c君 みかん早食い。 d君 ショートコント。 e君 3分クッキング。 f君 枕草子暗記。 g君 ものまね。 h君 ショートコント。 i君 ショートコント。 j君 ショートコント。
kさん 中国語。 l君 ショートコント。 m君 似顔絵。 n君 玉乗り。 o君 みかん5個お手玉。 pさん 指たて伏せ。 q君 実験。 Rさん ものまね。 s君 身体柔軟技。 tさん 暗記技。 u君 手品。 v君 野球ボール芸。 
w君 ショートコント。

みんな、甲乙つけがたく面白くもあり、とても上手でした。会場も盛り上がり、笑いの渦と化しました。
また、みんなからの大きな拍手と声援に、自信と度胸がついた子も多かったと思います。
12月23日のこの日、ご父兄のみなさまからのお力添えとご協力により、子どもたちにとってすばらしいクリスマスとなりました。
身も心も満たされ、明るくさわやかなエネルギーを充電することができ、明日からの活力となりました。 ・・・・
子どもたちと共に深く感謝し、心から御礼申し上げます。ありがとうございました・・・・・

 


                                               塾教育学院  日下部 愛子     

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