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今月は、通常の行事(ボクシング・坐禅・課外授業・体育館、グランドでの運動など)に加えて
スノボー合宿に滝修行、めいほうスキー場(西日本では最大級)で日帰りのスノボーに、高校受験
の準備(面接・模擬テスト・小論文)と子どもたちや指導員にとって、目まぐるしく、そして慌しい月日が流れていきました。
特に、滝修行では先月お伝えしました通り3月11日(金)小雨降るなか寮生全員が挑み、氷点下の雪解け水を
体一杯に受けながら究極の己との戦いです。"克己"を目標に頑張りました。
ひとりひとりに今まで身体に染み付いてる甘えや弱さ(学校を休んだり、言い訳をしたり、うそをついたり、何でも
中途半端だったり、親に向かって暴力や口答えをしたり・・・etc)の煩悩や
邪念を振り払うために、比叡山の僧・最澄がここにたどり着き、滝を前に座して不動明王の霊言を授けられたという歴史ある行場で、みな精一杯の"気合"を入れて修行をしたのです。
この日、四代目の滝守り『隆法先生』から"素直な心""反省の心""感謝の心""謙虚な心"を
大切にとのお話があり一人一人が大声で、この4つの心を叫びながら滝にうたれたのですが、入滝
して滝の音をかき消すか、滝の音にかき消されるかの瀬戸際の中、それぞれが声をからして
己と向き合いました。
終了後はどの子も目的をやり遂げた自信溢れるいい顔をしており、写真でもおわかりの様に、子どもたちの努力と
そして達成感を察していただけたのではないかと思います。
帰寮後、私たちは感謝のお手紙を隆法先生にお送りしたのは言うまでもありません。

<・・子どもたちが隆法先生に送った感謝の手紙より・・>

今回の滝修行、行くまではこれをやる事によって何が得られるのか、そんなに大変なことはないと少し疑問に思う
部分がありました。しかし、実際に滝にうたれてみると、水は勢いが強いし、冷たいし、前は見えないし、息はしづらいし、想像以上に辛いものでした。
短い時間だったけど、この滝に耐えたということは自分を強くするし、とても貴重な体験になりました。社会にも
滝同様それ以上に厳しいことがあるので、この耐えるということはとても大切なことだといえます。
これから生きていくうえでたとえ厳しい事、難しいことがあっても逃げない事。
「素直な心」「反省の心」「感謝の心」「謙虚な心」を持った強い心で何事にも向かい合っていこうと思います。
今回はありがとうございました。(仕事組:A君)

今回は滝修行といういい体験をさせて頂きありがとうございました。今回のことで何事からも逃げないという気持ちでやっていこうと思いました。
ハイと言える素直な心。ごめんなさいと言える反省の心。おかげさまと言える謙虚な心。ありがとうと言える感謝の心を滝の中で考えてやり、今までの自分を見つめなおそうとすると、この4つのうち、一つも出来ていなかった・・・
という結論に至りました。
この滝修行で自分に足りなかったところを理解することができました。隆法先生がおっしゃった
4つの心をこれからも生かしていきたいと思います。
今回の滝修行で本当に自分の事を見直す事が出来ました。学んだことを一日一日の生活の目標としてやって
いきたいと思います。今回の体験をさせていただき大変ありがとうございます。
隆法先生,教香様(先生の助手)もお体にお気をつけてこれからも頑張ってください。(訓練生:B君)

隆法先生、先日は誠にありがとうございました。滝修行という非常に貴重な体験をさせて頂きました。自分は最初、滝というものを甘くみていました。「一度やってみたかった・・」ぐらいにしか考えていませんでしたが、実際にその滝を目の当たりにした途端にその様な考えは消え失せてしまいました。
修行は本当に厳しく、何も見えず何も聞こえず、体中に強烈な力が加えられて、それに負けない様に耐えるので
精一杯でした。その辛く厳しいことに立ち向かい耐える事が"克己"なのだと感じました。
おそらく自分が滝に打たれることは二度とないでしょうが、この時に感じたことを忘れぬように
今後に生かしていきたいと思います。(訓練生:C君)

今月も、ひとりひとりが個人差はあるものの、可能性の芽を伸ばしてくれた一ヶ月でした。
滝行を指導してくださった隆法先生と教香さんに、改めて感謝いたしました。

塾教育学院    日下部 愛子

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